2015/07/22

豊富な資金力を活かした質の高い医療の提供

先日、7月15日から院外処方に切り替えた国保旭中央病院の話を紹介した。

薬の処方待ち時間が3時間 - 医療、福祉に貢献するために

7月20日の日経朝刊に、小さな記事だが国保旭中央病院前に薬局ができたことを報じていた。


日本調剤のウェブサイトを見てほしい。

日本調剤 旭病院前薬局 | 千葉県旭市
旭病院前薬局と旭薬局と2店舗できたようだ。人の動線の都合上、2店舗必要だったのだろうか。相変わらず、立地勝負であることは否めない。

ただ、新聞記事によると、24時間営業(旭薬局の方。旭病院前薬局は24時間でない)をしているし、無菌調剤室も備えているらしい。おそらく処方の待ち時間も院内処方のときと比べ劇的に短縮されていることだろう。

大手チェーンは、圧倒的な資金力をバックに積極的な出店攻勢をかけることができ、地域に根ざしたパパママ薬局が淘汰されてしまう懸念がある。ただ処方せん枚数を稼げばいいといった感で営業しているチェーンが、パパママ薬局を潰していくのは「悪貨が良貨を駆逐している」ように感じる。しかしチェーンの中には、人材教育や設備投資に熱心なところもあり、今回の国保旭中央病院前の薬局も充実した設備であるように思われる。これは地域に歓迎されるべきだろう。

チェーン=悪ではなく、中身の質の議論になるべきだ。これは院内処方・院外処方の比較もしかり、門内薬局もしかりである。

しかし、2店舗か・・・。

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