医療費増大には、複合疾患や障害(不能状態といった方が適切か?)が大きな影響を及ぼしているというカナダの調査に基づく記事。
Focusing on comorbidity and disabilities can reduce healthcare costs in aging population |
医療費(おそらく介護費用も含むものと思われる)は、高齢者の増加により、構造的な変化が起きていて、増大している理由は、心疾患やがんといった疾患ではなく、認知症や運動機能障害などの日常生活に支障をきたす障害が大きな影響である、といった感じの内容が書かれている。
日本でも高齢化が急激に進んでいるせいで、認知症の増加などは世界の先頭を走っているという話を聞いたことがある。これからは、いかに不能状態を作らないか、不能状態になったとしてもそれを簡易にサポートできる仕組みがあるかが大事になってくるのだろう。
結局のところ、この記事の言わんとしているところは、「健康寿命」の延伸と一致している。日本が高齢化による医療費増大をどうコントロールするかは世界が注目しているに違いない。