2017/05/19

少子化は子どもを支える世代が増える?

高齢化に関する資料作成の過程で、下記グラフを作った。

少子高齢化が進むことはほぼ確実と見て良いだろう。そして、65歳以上人口を支える64歳以下の人口が少なくなるのはこの先も続く。


この比率は、2060年くらいに落ち着く予定で、64歳以下の人たち3人で、65歳以上の人たち2人を支えるようなイメージとなる。(現時点では、64歳以下の4人で、65歳以上1人を支えるイメージ)

これを逆手に取れば、子どもを支える大人が増える!!と言えなくもない。



とは言え、子どもの比率は現時点の10%強が、この先もほぼ続く予定であり、今後、子どもに対するサポートが手厚くなるとは考えにくい。むしろ、支える大人たちのうち、65歳以上の比率が年々高まると言うべきだろう。

チャレンジングな未来に突入していく。余談だが、1950年代以前と2050年以降で、65歳以上に対し敬う気持ちが同じとは到底考えられないとふと思った。敬ってもらえるような人間でありたい・・・。



なお上記グラフは、下記を基に作成した。

1865年~1915年: 国立社会保障・人口問題研究所 「明治大正期における日本人口とその動態」(1986年4月、岡崎陽一)の数値を基に内挿・外挿
1920年~2015年: 総務省統計局 日本の統計2017 人口の推移と将来人口
2020年~2115年: 国立社会保障・人口問題研究所 出生中位(死亡中位)推計(平成29年推計)