初診料 200 点(紹介のない場合)
[算定要件]
- 紹介率が 40%未満の特定機能病院及び 500床以上の地域医療支援病院において、紹介のない患者に対して初診を行った場合に算定する。
- ただし、1の要件に該当する医療機関であっても、逆紹介率が 30%以上の場合は、当該初診料は算定しない。
- ※ 紹介率及び逆紹介率の計算については、下記のとおりとする。
- 紹介率 = (紹介患者数+救急患者数)/ 初診の患者数
- 逆紹介率 = 逆紹介患者数 / 初診の患者数
出所:24年度診療報酬改定
さらに、選定療養費のことを考えると、もはや無意味な制度としか思えない。選定療養費を700円アップさせれば、病院にとってはこの制度自体が完全に形骸化し、患者も自己負担ではわずかに増えるものの、影響はほぼ無いといっても過言ではない。(その点では逆紹介後の外来診察料はまだ合理的)
フリーアクセスである日本の皆保険制度。その制度を維持しつつ、医療資源を有効に活用するためにコントロールするには、以前ブログでも書いたが、外来のペナルティについては、入院料の減額など、これまでとは発想を変えた制度を検討すべきではないだろうか。
いずれにせよ、経過措置が終わり、4月1日から開始するこの制度、注目である。