2013/03/01

月1回飲めば良い

「1日3回朝昼晩」や「1日1回寝る前に」や「痛くなったら」など、薬を飲むタイミングは様々。例えば、自分が飲む薬(テオフィリン)は1日2回、飲み忘れても決して2回分をまとめて飲んだり、飲む間隔を狭めてはダメ、というものだ。

この薬の飲み方が様々あるのは、薬の成分、効き方などの都合であるのは疑いようのないことであるが、いっぺんにたくさんの薬を飲む人にとってみると、この薬は朝だけ、こっちは朝昼晩、これは夜だけ、と覚えておくのも大変なようだ。

骨粗鬆症の薬、1ヶ月に1回飲むタイプが発売された(アクトネルとベネット)。これまで1日1回、週1回のタイプがあった。しかし、ここまで来ると、もはや飲むことを忘れるどころか、忘れたことにすら気がつけないのではないだろうか、と思ってしまうが、家族に飲ませる側になると、おそらく相当な負担軽減になるだろう。

エーザイ アクトネル



武田薬品 ベネット

ベネットは、フックにかけて保存可能なように、シートにはパンチ穴があいている。おそらく、壁やカレンダーの脇に掛けたりして、飲み忘れを防ぐ配慮がなされている。

薬を、適切なタイミングで、適切な方法で飲まないことには、どんなに良い薬が発売されても、医師がどんなに頑張って診断・処方してくれても、まったく意味がなくなる。それどころか、むしろ害にすらなってしまう。製薬会社の努力により、飲みやすい、飲み忘れしにくい薬が出ていることに感謝して、適切に飲むようにしたい(余談だが、1ヶ月分の薬、いいお値段になっている)