2013/08/10

避妊は教わったけど、不妊は教わってない

生殖医療に関する理解、認識を高めていくには、春頃に世間を賑わせた「女性手帳」のような手段もあるし、学校における教育を充実させるというのもある。

これらについては、以前のブログ(http://meditur.blogspot.jp/2013/05/blog-post_28.html)でも書いたが、「少子化危機突破タスクフォース 妊娠・出産検討サブチーム報告」の資料(http://www8.cao.go.jp/shoushi/taskforce/k_3/pdf/s4.pdf)がわかりやすい。

教育は足りないのだろうか。

そこでアンケートを実施したところ、やっぱり!という結果が得られた。(下のグラフ)

避妊・不妊に関する学校教育の記憶状況 出所:弊社実施インターネット調査
20代以下、30代の未婚女性に対し、避妊、不妊を学校で教わったか、という問に対し、いずれの年代層も、避妊は教わったけど、不妊はあまり教わっていないという実態が見えてきた。20代以下では避妊の教育は徹底されている感がある。一方で20代以下で不妊を教わったと答えたのは4割程度である。30代になると、避妊・不妊ともに教わった層が減り、不妊にいたっては2割に満たない。

日本の学校教育、避妊に関しては成果はともかく、時間を割くことができている印象だ。その半面、不妊についてはまだまだ足りないのかもしれない。(10代前半の今まさに学んでいる層をターゲットに聞くと少し結果は変わるかもしれないが)