2014/07/07

外来は待たされるもの?

先々月、ある病院団体向けに、病院の待ち時間がなぜ長いのか、病院としてすべきことないか、なんてことを討議させてもらった。

医療関係者は口を揃えていう。

ワレワレハ ムリョク ダ。ユエニ、セキニン モ ナイ

まるで申し合わせたかのようだ。みな、魂が抜けたかのように「致し方ない」「医療システムの問題だ」「紹介状のない患者を断ることができない」という。

確かに、体の半分は医療機関側にいる自分も、保険診療の制度自体が変わらなければ難しいと感じる。一方で、残りの体の半分は、まだ何とか出来るのでは?と思っている。

先日、またこんな記事がインターネット上に載っていた。
社会通念から外れた病院経営について。 ‐雑感‐
予約したのに待たされる、とのこと(レントゲンだなんだの部分は細かな事情がわからないと何とも言えない)。そもそもの問題は、飲食店などの予約と、システムが違うことが問題だ。

飲食店の予約システムとほぼ同じである歯医者は、それほど待ち時間は問題にならない。

なぜ病院は問題になるのだろうか。簡単な事例を整理してみた(下のスライドをどうぞ)



病院側は、何かしら歩み寄れるところがあるはずだ。最善を尽くすことは、より良い病院になる一歩であるのは間違いないはずだ。

以下は関連記事。
病院・クリニックでファストパス!? - 医療、福祉に貢献するために