2013/10/23

カーナビは、ボーナスで買う時代から、スマートフォンのアプリの時代に

アメリカでの移動はスマホのナビに頼りっぱなしだった
自分が車を初めて持った頃、カーナビは、珍しくはないものの、まだまだ高価な代物だった。それが5,6年前から、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)と呼ばれるような簡易型のナビが登場し、ボーナスで買うような20万、30万の世界から、3~5万円での競争世界に変えた。

その先も進化は止まらず、携帯で地図が見られるようになり、GPSがつき、当たり前のようにナビゲーションの機能が付いている時代になってしまった。20万、30万していたものが、コスト削減とか機能簡略化とかではなく、技術的な革新により価格の桁が2桁、3桁変わってしまっている。

医療機器は高くても仕方ないものが多々ある一方で、価格の妥当性を問われるものも出てくるに違いない。特に情報を表示するモニタ類は、高価である理由は早々に無くなるだろう。

モバイルだから新しいとか、そういったことはあまり思わないが、これまで常識だった目が飛び出るような価格の製品たちを、激しい価格競争の波に飲みこんでくれる役割には、大いに期待している。そして、医療機器メーカーは、高価である正当性を示すべく、価値ある製品を生み出す努力をすることで、市民がよりよい医療を受けられるようになることを期待したい。

Mobile Healthcare Transformation | AirStrip

ちなみに今回アメリカで聞いてきた話には、上記AirStripのようなiPhoneやiPadを使う話がたくさんあった。AirStripでは将来に向け大きな構想を描いているようだ(下記AirStrip社のシニアバイスプレジデントの記事参照)。

Mobility: Key to overcoming barriers to clinical transformation and ACOs | mHealthNews
医療情報は病院だけのものではない。これは、先日のブログ【2013/10/5 データを取り戻せ】でも書いたが、情報共有に積極的な医療機関、そのための先行投資を惜しまない医療機関は、将来、価値が非常に高まるに違いない。