2013/10/15

セルフメディケーションが進まない理由(Part.3)

Part.1、Part.2と市販薬がバカ高い話を書いた。でもセルフメディケーションが進まないのはそれだけが理由ではない。

wikiのセルフメディケーションの注意点が素晴らしく良い指摘をしている。

  • 自分の健康状態には自分で責任を持つ、という自覚が必要。
  • 生活習慣や食習慣が健康維持の基本であるので、医薬品に頼り切るような発想から抜け出す必要がある。
  • 医学・薬学的知識も必要となる場合があるので、それなりに学習する努力は必要。
  • 一部に高価なサプリメントなどもあるため、費用については注意が必要
  • 効果の証明されていない健康食品を販売する業者や、一部に悪徳な事業者もある。
  • 不十分・誤った知識によるセルフメディケーションは悪い結果となる可能性がある。
  • 医療機関を避けることにより、重大な疾患などの発覚が遅れる可能性がある。
(引用ここまで)

1点目に「自分の健康状態には自分で責任を持つ、という自覚が必要」とある。他人(医者など)に診てもらう前に、自分である程度、自分の状態を理解することが大事だ。

2点目では「医薬品に頼らない」とある。セルフメディケーションは薬をのむことを前提としているわけではなく、適度な休息を取ったりすることで自然治癒力に期待することにも触れている。このあたりはwikipediaの冒頭に書いてある。

3点目には「学習する努力が必要」とある。これが一番欠けているように思うのだが、『皆保険』平和ボケのために、医療費の自己負担が軽すぎて、健康維持や医学・薬学的知識獲得に対する意欲が湧きにくくなってしまっている。この『皆保険』平和ボケ。何とか解消しないことには、セルフメディケーションの推進はできないだろう。